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パピヨンの役が決まって最初に感じられたのは、どのようなことでしたか。
『武装錬金』のコミックスはもう何度も読ませて頂いたんですが、読めば読むほどおもしろくてね。中でも僕の演じるパピヨンは、特におもしろく、奥深いキャラクターだと感じました。だからもう、「早くアニメでやらないかなー」と待ち遠しくて。オーディションを受けてから収録が始まるまでかなり時間があったので、その間、楽しみで仕方なかったです。」
では、収録が始まってからの感触は?
ファンの人達も「アニメでどうパピヨンが動くんだろう?」って、楽しみにしていたと思うんですよ。その期待を裏切らないように気をつけながらも、その期待以上のところにいけたらいいなって。それは自分の喜びであり、やりがいにつながっています。彼の台詞ひとつひとつが、演じていてとても楽しいんです。微妙なニュアンス……表現の仕方のさじ加減ひとつで、印象が変わっていくじゃないですか。うまくいった時は自分の中で「あっ、今の良かったな」と、とても嬉しくなるし、うまくいかなかったら反省したり、の連続ですね。心の奥底の暗いところとか情熱が現れる部分と、おちゃらけているところの両方を持っているので、その両面を演じわけながらも、それらはどっちもパピヨンなので、うまくミックスして一人のキャラクターになっていくように努力しています。」
おちゃらけているように見えるんですけど、実は彼の生き方というか感情には、一本スジが通っていますよね。
そうそう、スジが通っているんです。まず、「生きたい!」ってのが根本にあるじゃないですか。そんな当たり前のことが自分にとっては普通じゃない、というところから始まっていますから。だから人より感受性が強いのかな? ちょっと特殊ではあるんですけど。」
パピヨンは、自分の欲求、欲望にとても忠実ですけど、同時に、カズキに非常に固執しますよね。
蝶野攻爵だった時って、自分でも「透明な存在」っていってたけど、誰からも認められてなくて、親兄弟もいないに等しかったでしょう。カズキに初めて正面から蝶野攻爵って呼ばれた時――敵としてではあるんだけど、自分のことを認めてくれる人が目の前に現れて、その時、初めて「俺は蝶野攻爵なんだ!」と思えたんですよね、きっと。だからこそカズキ以外の人間に、「その名で俺を呼ぶんじゃない」っていうのも、すごくわかります。パピヨンになったんだけど、ただひとり蝶野攻爵にちゃんと向かい合った存在――カズキと自分とをつなぐ名前なんだから。」
パピヨンとカズキは、強敵と書いて"とも"と読む、って感じの関係ですよね。
本当は孤独で淋しくて、どっかで友達とかを求めてるんだけども、これまでそれはいえなかったし、これからもいえない。でも、カズキとは一番のライバルであって、それはもう友であって……。切磋琢磨して戦う中で、自分も相手も高まっていくのが、すごく嬉しいんでしょう。この男の友情劇が、一番の見どころなんだと思っています。」
最後にひとこと、メッセージを頂きたく思います。できればパピヨンチックに……。
パピヨンチックなメッセージ……難しいな(笑)。この作品が放送されるのって、だいたい一日の最後って時間帯ですよね。仕事をしたり、学校に通ったりして疲れた身体と心を、寝る前に『武装錬金』を見て、癒してください。そして見る時は……愛を、「もっと愛を込めて!」見ろ! と。」 |

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